合法的に0円住宅を建てる
自分で家を作ると、価格は普通に買うより数分の一になり、廃材(廃棄された材木・材料)を使えば0円住宅を建てることも可能です。
家は自分で建てることができる
法律上、家は誰でも建てることができます。ただし細かい規定があるので、何の申請もいらずに家を建てるには「車輪を付ける」ことです。下の動画は車輪付き小型住宅「モバイルハウス」作成の様子です。
家でも車でもない!法律上は軽車両
「モバイルハウス」はトレーラーハウス(下の写真)と同様に車輪があり、自由に動くため、法律上は「建築物」にはなりません。また、エンジンなどの内燃機関がないため「自動車」にもなりません。つまり固定資産税も自動車税もかからない住宅です。
自分で建てると1/6の価格で建てられる
日刊SPA!「マンションにも原価があった! 知られざる原価率とは」で紹介されていますが、マンションの原価は1/3であり、原価の内、材料費が1/2、人件費が1/2です。自分で家を立てると人件費はゼロなので、通常の1/3×1/2=1/6の価格で家が建てられます。
今までのトレーラーハウスは最低価格が数百万円もするものでした。しかしモバイルハウスなら、自分で家を建てるため、1畳あたり十数万円程度で済み、材料が廃材なら実質0円で建てることも可能です。
デメリットは電力や水道も自給自足にすること
モバイルハウスはトレーラーハウスの法律と同じく、ライフラインとして設置してある配線・配管設備が、工具によらず手で取り外しができるよう着脱式になっていることが必要です。
つまり、電気や水道を設置できません。その代わり、電気を使うには太陽光発電を、上水道や下水道を使うには住宅の外に設置する必要があります。
日本で流行するかも
アメリカでは「タイニーハウス(小さな家)」という名称で、下の動画のようなタイヤ付きの小さな住宅がリーマン・ショック後に少し流行しました。
タイニーハウスは自動車で牽引でき、アメリカ中を移動できる小型住宅です。価格は6畳で1万5000ドル(150万円)し、トレーラーハウスとほとんど変わりませんが、形や素材が普通の家と同じようにでできていることが特徴です。
タイニーハウスの寿命が普通の住宅と同じく35年なら、一生涯に2回買い換えるとして、150×2回=300万円の節約ができます。