プリンターはランニングコストが安い製品がお得
プリンターは本体価格ではなく、インク代の維持費(ランニングコスト)で選んだほうがお得です。
本体は赤字ギリギリでもインクで稼いでいる
かつてのプリンターは、本体価格が高くてインク代が安かったです。
しかし今は逆。本体価格が安くて、インク代が高い。
以前なら3万円したプリンター本体が今では1万円以下で変えるようになりました。おそらく赤字ギリギリの価格です。その代わりインクカートリッジの価格が高くなり、メーカーがインクで稼いでいることは見え見えです。
その証拠に、最近ではプリンター本体を無料でリースしてくれるサービスもあります。(ただし、購入者は毎月一定量のインクを負担します。)
純正でインク代が安いのはキャノン
BCN AWARD「インクジェットプリンタ」で紹介されていますが、日本のプリンター市場はエプソンとキャノンで約80パーセントを占めており独占状態です。
エプソンとキャノンの内、インク代の維持費が安い、つまりランニングコストが一番安いのはエプソンのA4プリンター「PX-M160T」(2016年モデル)です。
プリンターの印刷コストは、最も低い機種でもモノクロ印刷で1枚あたり約2円でしたが、PX-M160Tの印刷コストはモノクロ印刷時1枚あたり0.3円を実現しました。
しかし、PX-M160Tはモノクロ印刷しかできず、コピー・スキャンはできません。
一方、カラー印刷・コピー・スキャン機能が搭載されたモデルの中で、ランニングコストが一番安いのはエプソンのA4複合機「EW-M660FT」(2016年モデル)です。
プリンターの印刷コストは、最も低い機種でもカラー印刷で1枚あたり約6円でしたが、EW-M660FTの印刷コストはカラー印刷時1枚あたり0.8円を実現しました。
代替インクでインク代1/10も可能だが、問題あり
純正インクとは違い、代替インクでインク代を節約する人が増えてきました。人気の理由は安さ。代替インクでインク代1/10になる製品もあります。
しかし、代替インクは以下のデメリットがあります。
- プリンター本体が壊れやすくなる
- トラブル時、メーカー保障期間内でも無償修理を断れる可能性が高い
- インクの品質が純正より低い
よって代替インクにはインク代を抑えるメリットがありますが、プリンターが壊れるリスクもあります。